midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

2017-01-01から1年間の記事一覧

「グッドフェローズ」を観る。 ギャング映画のベストとか色々言われてるようなのでめちゃくちゃ期待して観てみたけど、そこまでか?という感じ。王道だけど「スカーフェイス」とかちょい変化球だけど「ロード・トゥ・パーディション」とかの方が個人的には面…

「日本クラフトビール紀行」を読む。 ビール熱は去年から結構高まってて、周囲にもビール好き多いし飲んだことのないビールはなるべく飲もうと心掛けている今日この頃。そんな流れで読んだ本書、新書だからかとてもライトな仕上がりで、ちょっと浅い。著者自…

「横浜駅SF」を読む。 ネットで話題になってあっという間にカドカワから書籍化された一冊。一日で一気読みした。著者は生物学研究者ということだけど、良くも悪くもあんまりそんな素養は感じさせず。面白かったけど、SF的な面白さかというとちょっと毛色が違…

「バーのマスターは、「おかわり」をすすめない」を読む。 著者のことは音楽関係で前から一方的に知っていて、一度店にも行ってみようかなと思いつつ、「bar bossa」はお一人様の来店NGなので行けてない。いくつか著作があることも知っていたが、知りあいが…

「ガタカ」を観る。 正直、期待外れ。近未来、遺伝子によって人類の能力差が顕著になってきた時代に、何も手を加えない遺伝子的に自然な青年が、事故によって足が不自由になった遺伝子的に優勢な人間になりすまして宇宙飛行士になろうという話。 なんでこの…

「ヤクザと憲法」を見る。 「21世紀を生きのびるためのドキュメンタリー映画カタログ」を読んで気になっていた一本。うーむ重い。現役のヤクザの事務所にモザイクもいれず直接密着取材して取れた彼らの日常の風景。あぶく銭持ってスーツ決めて派手な外車乗り…

「知識ゼロからの経理の仕事」を読む。 ふと借りてみたものの、あんまり役に立たず。大企業の経理に配属になった人、というのが多分装丁読者だと思うけど、これ役に立つんだろうか。表紙を見ると島耕作的なマンガが乗ってるから、ストーリー仕立てで経理のイ…

「多文化であることとは」を読む。 なぜだか岸政彦を読んだ今のタイミングになって、社会学部卒業してから社会学的な著書あんま読んでねぇなーと思って、母校の教授の本を読んでみた。ちょっと予想できたことだけど、著者が自身で言及している通り、経済学的…

「脳が壊れた」を読む。 すごく話題になってベストセラーにもなった本作。面白かった。養老孟司の帯通り、「深刻なんだけど笑える」というのが率直な感想。「最貧困女子」とか、どっかで彼の著作を読んでてもおかしくない位彼の仕事領域に関心はあるが、実際…

「スパイシーカフェガール」を読む。 作品も著者も全く知らなかったけど、マンガ図書館にて読んだ。amazonの評価もかなり良いし、実際すごく面白かった。和食の道を外れた気弱で真面目な青年がひょんなことから飛び込んだタイ料理屋を舞台に、一癖ある人々の…

「バラッツ流 絶品スパイスカレー」を読む。 今年は自分の中で完全にインド料理が来ている。週一くらいは外食して味を覚え(今日は東十条の「タイガー」に行ってビリヤニを堪能。ちょっとオイリーで濃い目だったがスパイス濃いし辛いしサイコーだった。結構多…

big krit「King Remembered in Time」を聴く。 big kritのキャラについてそんなに詳しくないんだけど、トラックの哀愁あふれる感じに惹かれてLP購入。最初に名前を知ったのはbilalと一緒にやってたからかなぁ。俺と同い年でサウス出身らしいけど、あまり現行…

bill wolferの「wolf」を聴く。 何で聴いたかと言えば、theoのmixで収録曲「wake up」を使ってたから。これがすっごくクールでカッコ良くって気になっていたのだが、たまたま見かけてやっとLPで購入。 bill wolfer自身はキーボーディストということで、当時…

「その土曜日、7時58分」を観る。 シドニー・ルメットの遺作らしい。NYを舞台に、短期で強欲な兄と人はいいけど情けない甲斐性なしの弟が金に困り、ふとしたことから思いついた犯罪をきっかけに奈落の底に堕ちていく家族を描いた物語。 手法的には特に真新し…

「バーバーショップ3」を観る。 リンクは1のサントラだけど。まぁ、1が優秀過ぎたのでそれほど期待はしてなかったけど、それなりに楽しめた。近年シャイラークと言われるほど治安が悪化していたサウスサイドのシカゴの床屋を舞台に、ギャング抗争の停戦を…

「hip hop 2001-2010」を読む。 つい先日、衝撃的な宣言をしたダースレイダー監修による、タイトル通り2000年代のUS産hiphopのアルバム(もしくはミックステープ単位)レビュー集。マッチョなものからカルトなものまで、絶賛する一枚から大して上手くないと断…

又吉直樹「火花」を読む。 以前から著者の「お笑い論」をインタビューとかで読むことがあって(確か、彼女にフラれただか何だかの話で、悲しく話せばすっごい悲しいのに、語り方次第で面白くなってしまう、それが面白いみたいなこと言ってた)、面白い人だなと…

「星の時計のLiddell」を読む。 何かのレビューで絶賛されてるのを読んで以来、いつか読みたいと思って早12年ほどだろうか。マンガ喫茶とかにはないし、かといって原本はプレミアついちゃってるし全く機会がなかったんだが、何とマンガ図書館で発見。マンガ…

「東京フールズゴールド」を読む。 音楽業界をネタにした長編小説ということで読んでみた。著者については知らなかったが、ロッキンオンとかでライターをしていたりフィッシュマンズの本を書いてきた人らしい。そんな人の初の長編小説が本作で、500ページ超…

「エクス・マキナ」を観る。 面白かった。去年話題になっていた映画で速攻でamazonでやってくれるなんてありがたい。 アクション要素のほとんどない、静かで美しいSF映画。googleみたいな検索エンジンを作って巨万の富を得た引きこもりで独善的な経営者と、…

「プレミアム・ラッシュ」を観る。 なんか久々にアクション映画観た気がする。ロースクール卒業したけどスーツや定時の仕事になじめずNYのメッセンジャーとして生計を立てるアナーキーな青年が、友人でもある依頼人からある封筒を届けてほしいと依頼された…

「21世紀を生きのびるためのドキュメンタリー映画カタログ」を読む。 大学生の頃から「ザ・ノンフィクション」(最近だと中年アイドルヲタのきよちゃん回とか神回)とか「NONFIX」とか下手な映画観るより好きだったし、たまーにドキュメンタリー映画と呼ばれる…

「オンノジ」を読む。 「バーナード譲曰く。」の施川ユウキの短編。いやーほんと面白い。忽然と全ての人が消えた世界でのボーイミーツガールもの。なんだけど、ボーイ役がなぜか鳥のフラミンゴだったりと脱力する感じで、変に陶酔的な恋愛ものにならず(悪い…

「新しい自然学: 非線形科学の可能性」を読む。 新書なんでそんなに長い本ではないんだけど、何度か中断してしまい読了まですごく時間がかかってしまった。研究書でもないので初心者でも楽しく読める。科学の営みによって人間が世界の仕組みについて知ること…

「ネイティブ英語なんて必要ない!」を読む。 とにかく英語に触れる時間を増やそうと思ってるうちに自然とyou tubeで彼女の動画を観るきっかけがあり、英語がどうのよりも何となく彼女のファンになって読んでみた。幼少にアメリカに移住し、16年生活して英語…

「ヒットの崩壊」を読む。 cakesの連載であらかた内容は読んでいてそんなに発見はなかったんだけど、面白く読めた。90年代と比較すると音楽ソフトの売り上げが激減し、ヒットが少なくなったと言われる昨今について、それを肯定的に述べた一冊。 所有すること…

「コロコロ創刊伝説」を読む。 tsutayaレンタルにて。嬉し恥ずかし懐かしな一冊。コロコロ一筋30年の作家のむらしんぼが歴代コロコロの人気作品の裏話とか自身の作品の裏話なんかを描く。さすがに自分の世代だと収録されているギリギリ「つるぴかハゲ丸」く…

「新装版 ロックマン ロックマン1&2編」を読む。 tsutayaレンタルで。恐らく、自分にとってのマンガの原風景ってこの作品だと思う。幼稚園から小学校低学年くらいの時、ボンボンで読んでいて好きだった作品。親がたまに気まぐれとか学校休んだ日とかに買って…

「いちえふ」を読む。 tsutayaマンガレンタルにて。これも、「このマンガがすごい」で知ってはいて、たまに連載中は雑誌で立ち読みしていたりはしたんだけど、まとめて読むのは今回が初めて。面白かった。 世界を緊張させた福島原発の地震後の後処理を描いた…

「ラテンアメリカ5人集」を読む。 オクタビオ・パスとかフエンテスとか読もうと思ってたので、とりあえず短編で読もうかと思って読んでみた一冊。正直、微妙だった。印象に残るのはバルガス・リョサの「子犬たち」という作品。怪我が元で男性自身を傷つけて…