midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「人間仮免中」を読む。 年の瀬にとんでもないマンガに出会ってしまった感覚。帯の通り「生きてるだけで最高だ」の言葉がこれほど似合う本もないのでは。マンガの存在自体は「このマンガがすごい」で数年前から知ってはいたのだが、何のきっかけか今回初めて…

「AV男優の流儀」を読む。 AV業界の市場規模は知らないけど、トッププロたちのプロ意識はやっぱすごいよね、という話。男優にしても女優にしても、底辺の方には屑みたいな人もたくさんいるんだろうけどね。本書は男優が3人、監督が2人の計5人が放送作家…

「私の男」を観る。 面白かった。観終わった後も余韻で色々考えてしまった。北海道の奥尻で起こった大地震で家族を失った少女が、遠縁の男に引き取られ、二人で寄り添うように暮らしているが人に言えない重大な秘密を持っており…、というお話。二階堂ふみと…

「遠い町から来た話」を読む。 うーん、「アライバル」と比べると全然ぐっと来なかった。どこか異界のような話を集めた短編集となっており、散漫な印象が強い。一つ一つの話は、何となく現実の社会を寓話的に扱った感じのものが多く、例えば表紙の宇宙飛行士…

「生きてるぜ!ロックスターの健康長寿力」を読む。 下世話な駄本だろうなと思って読んだけど、ほんとに駄本だった。タイトルに沿うような、ロックスターが実践する菜食主義的な食事法やヨガ・エキササイズみたいなアンチエイジング方法について知る本だと思…

「ダフト・パンク テクノ・ファンクのプリンスたち」を読む。 自分にとってのダフパンとのファーストインパクトはアルバム「discovery」で、確か15歳くらいだったように思う。地元のレンタルCDショップでレンタルしてMDに焼いて、通学中によく聴いてたのは覚…

Pomrad「knights」を聴く。 そろそろ年の瀬なので、今年聴いた新譜について総括して置きたいなーと思って書いてみる。読書や映画についても今年一年のインプットを整理中。本作は去年あたりに知ったpomradのアルバム。音はモロ80'Sシンセファンクやエレクト…

「ヤーディ」を読む。 訳者が荏開津広氏ということで読んでみた。まぁ、これまで様々な媒体で語りつくされた感のあるギャングスタストーリーである。主人公はジャマイカからロンドンにコカインの密輸のため不法入国した青年で、引き渡す予定だったコカインを…

「@DOMMUNE」を読む。 宇川直弘を初めて知ったのは電気グルーヴのMVを観てからだろうか。大学生頃には知っていたし、CDのレビューなんかでもビックリマークを多用して猛烈にテンションの高い文章を書いていて印象に残っていたけど、長文を読むのは意外と…

「極悪がんぼ」を読む。 スマホアプリで読了。「ナニ金」のダークサイド版という感じで面白かった。広島で恵まれない家庭に育ち、うだつの上がらない仕事をしていた主人公の神崎が悪友に唆されてカード詐欺に手を出して失敗ししま流れにされるが、ひょんなこ…

ブレイディみかこ「ヨーロッパ・コーリング」を読む。 イギリス在住のele-king手稿のライターさんということで、色々通じることもあるかなと思って読んでみた。リアルタイムで英国政治について「地べた」の視線から自分の経験や伝聞を基に著者の極左的な立場…

「ギャル男でも分かる政治の話」を読む。 去年くらいに知ってから動向を追い続け、政治的にも多大な影響を受けつつある著者の初の単著。タイトル通り、脳みそ空っぽのギャル男4人に政治の話を伝えるために、スラムダンクやらNARUTOやらone pieceの話…

ショーン・タン「アライバル」を読む。 アライバル 作者: ショーン・タン,小林美幸 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2011/03/16 メディア: 大型本 購入: 5人 クリック: 44回 この商品を含むブログ (54件) を見る 心のメンターとなりつつあるカズレー…