midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「新装版 ロックマン ロックマン1&2編」を読む。

tsutayaレンタルで。恐らく、自分にとってのマンガの原風景ってこの作品だと思う。幼稚園から小学校低学年くらいの時、ボンボンで読んでいて好きだった作品。親がたまに気まぐれとか学校休んだ日とかに買ってくれたボンボンが自分にとっていかに嬉しかったか。本作でも、微妙に歯抜けで覚えてる回とかあって、思う存分郷愁を楽しんだ。そして当時の自分は、何よりマンガは自分で模写するものでもあった。ロックバスターを打つロックマンの絵、描き癖みたいなのがついたくらいである。あと、ゲーム版のボスキャラのイラスト募集とか、実際に送ったことはないけど本気でアイデアを練り、描きまくってた少年時代を思い出す。

そんなこんなで思い出のつまりまくった作品の全集をこうやって読み直してみると、手塚治虫的な描線の美しさとアクションシーンの巧さ、丁寧さのおかげで古びず楽しめる作品になっていると思う。そして、各ボスキャラの攻略法を嘘くさくなく自然に紹介してくれるのも憎い(ロックマン経験者は分かると思うけど、ボスは特定の別のボスの武器を使うとすごく有利に戦えるのだ。だからボスを倒す順番がとても重要だったりする)。あと、普通の家庭用ロボットだったはずのロックが結構暴力的なえげつないセリフを言ってんなーとか(なんとなく危なっかしいやつ、という意味でアムロカミーユの感じが出てる)。

他にもボンボン作品、読みたいものがたくさんあるのだ。あまり健全な感じはしないが、コロコロアニキなんて雑誌も出しちゃったし、同世代がターゲットにされた懐かしマンガが盛り上がりそうな雰囲気。