midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「つゆのあとさき」を読む。 面白かった。「日本の夜の公共圏:スナック研究序説」で女給さんを取り扱う項目があり、そこで紹介されていた一冊。1930年代の銀座など華やかな東京を舞台に、カフェで女給として働く、田舎が嫌で飛び出してきた20歳の君江という…

「三億円事件奇譚 モンタージュ」を読む。 これも無料アプリで5巻分くらいまで読んで、続きがむちゃくちゃ気になって一気読みした。テンションそのままで結末まで楽しめた。3億円事件にまつわるクライムサスペンス。 実際に3億円事件の真相ってこんな感じな…

「これはペンです」を読む。 初の円城塔作品。タイトル作を含め、中編2本を収録。2本とも起承転結のような物語や筋はなく、かなり思弁的というか物語を物語るとはどういうことか?について物語るみたいなメタフィクショナルな内容だった。タイトル作は文章自…

「野球部のヒロコせんせい」を読む。 「あさひなぐ」と全く逆ベクトルの、非モテゆるゆる学園コメディ。これも実に面白い。雰囲気的には「稲中」に連なる運動部所属の冴えない男子向けのマンガなんだけど、何と稲中ですらあった試合シーンや練習シーンすらな…

「あさひなぐ」をまとめて読む。 多分、今年読んだマンガでベスト。ちょうど映画が公開されるというタイミングで無料アプリで3巻まで読んだら止まらなくなってしまい、速攻で全巻読んだ。2、3周した。なんでだろう、奇しくも去年のベスト「baby step」と…

「deep space volume 1」を聴く。 この夏は結構dubを聴いていた。新譜のariwa関連のレコードも数枚買ったし、自分の普段の4つ打ち主体のDJにも取り入れやすく好きな音楽を混ぜてみたかった感もある。まぁ、うだる様な夏の暑さと相性がいい音楽というのもある…

「日本の夜の公共圏:スナック研究序説」を読む。 「スナック研究会」なる胡散臭い団体にサントリー文化財団が助成金を出して出された本。首都大学東京の教授他多数のインテリでスナックを愛する人達が、真面目にスナックというざっくりとした営業形態の店を…

「言ってはいけない 残酷すぎる真実」を読む。 2017新書大賞なんてものを受賞した橘玲の新著。「人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない」なんて建前を基に社会は構築されてる(というかせざるを得ない)けど、遺伝…

「大好きが虫はタダシくんの」を読む。 阿部 共実作品を読むのは「ちーちゃん」に続き2作目。本作も可愛らしい(というか浅はかなくらい日常系萌えマンガ的な)絵柄と裏腹に、すり傷にワサビをグリグリ擦り付けるような痛みと哀しみを味わせてくれる。痛さで言…

「羊の木」を読む。 ツタヤのマンガレンタルにて。山上みつひこといがらしみきおという面白そうな2人の共作、元受刑者が過疎化の進む小さな街で新しい生活を始め…という面白そうなプロットに惹かれて読んでみた。けど、なんだこりゃという内容。「面白そう」…

「黒い太陽七三一」を観る。 リンクは2だけど観たのは1。まだ暑かった先月、なんとなく戦争を振り返る気分になってこの問題作を観てみた。海外だと思想性やドキュメンタリー性を全く評価されないただのB級グロ映画として扱われてるっぽいし、何より自分の…

職業としての学問・政治 (まんがで読破 MD121)を読む。 これも地味に面白かった。現代の日本における研究職の就職の難しさと照らし合わせながら少なくとも、原著を読むの厳しいけどお手軽にエッセンスを吸収したい文系の語学ヘタレ系人間には楽しめると思う…

「会社を辞めるときの退職手続きのすべて」を読む。 もう、タイトルそのままの本。会社を辞めるに当たって、自己都合なのか会社都合なのか、再就職先が決まってるのか決まってないのか、年金受給できるのか出来ないのか、とか細かく条件に分けて、それぞれの…