midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「教養としてのワインの世界史」を読む。 教養としてのワインの世界史 (ちくま文庫) 作者:範久, 山下 筑摩書房 Amazon 面白かった。実績ある歴史社会学者であり、かつワインのエキスパートでもあるという著者の能力が遺憾なく発揮された感じ。社会学的な用語…

「低度外国人材」を読む。 「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本 (角川書店単行本) 作者:安田 峰俊 発売日: 2021/03/02 メディア: Kindle版 こちらの舞台は日本。日本に技能実習生としてやってきたり事情があって難民や不法移民となってしまったようなマー…

「八九六四」を読む。 八九六四 「天安門事件」は再び起きるか 作者:安田 峰俊 発売日: 2018/05/18 メディア: 単行本 中国で89年に起きた民主化運動について、様々な立場の人間の現在をインタビューでまとめたもの。事件と現在の中国という国が立体的に見え…

「バビロン 大富豪の教え」を読む。 漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則 作者:ジョージ・S・クレイソン,坂野旭 発売日: 2019/10/04 メディア: Kindle版 発言が気になってウォッチしているハヤカワ五味氏がお勧めしてた…

安田峰俊氏の「移民棄民遺民」 移民 棄民 遺民 国と国の境界線に立つ人々 (角川文庫) 作者:安田 峰俊 発売日: 2019/04/24 メディア: 文庫 面白かった。タイトル通り、国と国の境界に立つマージナルな人々の生き方を取材したルポもの。日本、中国、台湾、新疆…

「草 日本軍慰安婦のリビングヒストリー」を読む。 草 日本軍「慰安婦」のリビング・ヒストリー 作者:キム・ジェンドリ・グムスク 発売日: 2020/02/14 メディア: 単行本 かなり壮絶で読むのがつらくなる内容だが、日本人として読む価値はあると思った。ただ…

上野顕太郎氏の「夜の眼は千でございます」を読む。 夜の眼は千でございます 夜は千の眼を持つ (ビームコミックス) 作者:上野 顕太郎 発売日: 2016/11/25 メディア: Kindle版 良く出来てるなぁとは思うのだが、面白いかと言われると微妙という感じだった。古…

「永遠の仮眠」を読む。 永遠の仮眠 作者:松尾潔 発売日: 2021/02/17 メディア: Kindle版 メロ夜でおなじみのKCこと松尾潔氏の初の小説。かなり自伝に近い作りとなっており、小説家としてのアプローチは芸人でもある又吉直樹氏と近い感じ。まぁ数十年に渡っ…