midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「バラッツ流 絶品スパイスカレー」を読む。

今年は自分の中で完全にインド料理が来ている。週一くらいは外食して味を覚え(今日は東十条の「タイガー」に行ってビリヤニを堪能。ちょっとオイリーで濃い目だったがスパイス濃いし辛いしサイコーだった。結構多めのチキンビリヤニが950円でライタと飲み物もつくというコスパの良さもお勧めポイント)、週末に自分でタンドリーチキンだのスパイスカレーだのを作っては試行錯誤している。そんでもって、東京カレー番長のつながりも深いメタ・バラッツ氏のレピシ本を読む。レシピ本としてはかなり軽めで、写真見ながらサクッと作れるように出来てる。具材やスパイスもなければ他に日本で手に入れやすいものを提案してくれるという親切スタイル。後はスパイスの種類と基本的な使い方やガラムマサラの作り方のレクチャーという構成。氏のルーツでもあるんだろうが、中には納豆なんていう日本的な食材も扱ってインド料理を紹介しているのだが、土台がインドカレーの作り方(オイルにホールスパイスの香りを移して、玉ねぎを炒めてトマトを煮詰めた後にスパイスと具材を入れて…という流れ)であれば、魚だろうと肉だろうと野菜だろうとぶちこめば色々カレー作りにおいて応用利くんだなと逆に可能性を感じる。

話は飛ぶが、DJの橋本敦が18年ごとに夢中になるものの対象が移るみたいなインタビューをしてたのがすごく頭に残っていて、最初は音楽にハマり、一生聞き切れない位のレコードを買ったけど、36歳からは食に興味が移った。死ぬまでにどれだけ美味しいものを食べられるだろうと考えてる、みたいな内容。今、すごく自分に当てはまっていて怖い。音楽を聴いてドキドキワクワクする感じが少し薄まりつつあって、代わりに毎日何を食べようか考えるのが楽しみになりつつある。別に音楽で身を立ててるわけじゃないし、自分の興味に嘘つくことなんかないんだけど、自分ってやっぱ不安定な生き物なんだなぁと痛感する。