「東洋文庫:知への情熱」を読む。
東洋文庫、家から近いし行ってみたいなと思ってたが、長らくリニューアルのため閉鎖してたり、「本自体の背表紙を眺めるような展示なのかな?」と勘違いしていたりして行ってなかったのだが、ものすごく面白い国宝級の資料をたくさん保管しているということを知って興味を持ち直し、ムックを見つけたのでとりあえず読んでみた。めっちゃ面白い。
東洋文庫の成り立ち、代表的な資料、その資料を使う研究者、資料の保管や修繕など日々の運営、広報の方による企画展など様々な角度で東洋文庫について解説していてどれも惹かれる。特に、学術書ではなく大きなムックなので資料の写真がとても大きく綺麗で、世界史で学んだ「名前は知ってるけど実物の形を知らない」資料がたくさん紹介されていて面白い。古今東西の世界地図とか、マルコ・ポーロの「東方見聞録」とか、「御成敗式目」とか、「徒然草」とかキリがない。そして、それらの知を保護し、次世代につなげるために日々研究し、地道に資料の補修をしたり保管をしている人たちに尊敬が止まらない。資料によっては開くだけで壊れてしまうものがあるので、デジタルアーカイブ用に写真を撮った後は原則触れることを禁止しているものもあるそうだ。
高校生の頃から世界史が得意で、今でも「コテンラジオ」とか歴史を学び直したりすることが好きだけど、個人的に人間の営みを記録する作業が地味に見えて適性があるのかなと改めて思ったりもした。AIとかライフサイエンスみたいな流行ってそうな分野だと多額の費用がついて研究が進みやすいが、過去の資料から読み解く史学の分野だとなかなか研究が進みづらいと思う。こういう人たちをサポートできる活動をしていければなと思う今日この頃。



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