midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

2018-01-01から1年間の記事一覧

「ランドスケープと夏の定理」を読む。 SF考証屋という面白そうな仕事をしている著者による初の著作。短編3つが収められているが、普通に時系列に沿って同じ世界線で語られるので3章に分かれた作品と言っていい。人間の意識を別の場所・宇宙に飛ばす技術と…

MASS-HOLE「PAReDE」を聴く。 レコードにて新品で購入。MASS-HOLEって名前だけはDownNorthCamp周辺の仕事から知ってたけど、改めて聴いてみたら哀愁たっぷりで熱くて超いなたくてカッコいい。ONE-LOWを初めて知った時のようなサンプルさばきやトラックの質感…

「はじまりへの旅」を観る。 主演のヴィゴ・モーテンセンが何か味があって好きなのと、現代のアメリカに生きながら全く都会生活と関わりのない家族が、母の死をきっかけに都会生活にファーストコンタクトする物語、という題材が面白そうで観てみた。うん、普…

「Oculus Go」を購入。 めちゃくちゃ興味あったので、VRデビュー。まだ数時間しか遊んでないけど、面白い。物凄いリアルな体験かと言われると、値段も含めてまだお試し版という感はあるけど、自分の新しい感覚を開拓出来てる感じある。そして、めっちゃ酔う…

「早わかり! 知れば知るほど得する税金の本」を読む。 民法に続いて税金についても学び直す。節税ポイントを簡潔にまとめており、自分に当てはまるページのみ付箋して読むだけでも役に立つ。とりあえず今回も自分的に押さえておきたいポイントを箇条書きして…

Apple AirPodsを購入した。 セットアップは超楽だし、有線と比べても音質はそれほど劣る感じもなく良い。耳につければ即反応するのもかなり魅力的だし、電池の持ちもまぁまぁ。激しい運動したわけじゃないけど、耳のフィット感も良いし、遅延感もない。何よ…

「SEは死滅する 技術者に未来はあるか編」を読む。 titterでいっつもIT業界に文句タラタラなおっさん、というイメージがあった木村氏の著作を読んでみた。結局、本作でも客観的なデータは全くなく、参考文献もなく、ただただ自分の経験を基に一方的なIT業界…

「マンガはじめて行政書士 会社法」を読む。 正直ストーリーなんてあってないようなものだったのでマンガにする必然性がほとんどないんだけど、一応会社法について何となく大枠を理解できた。別に行政書士になりたいわけではないけど、会社ってどういう組織…

池田 真朗「民法はおもしろい」を読む。 「人生の必修科目」ということが良くわかる一冊。 連帯保証人と保証人ってどう違うんだっけ?みたいな基本的なことから、民法改正ってどう進んでるの?とかそもそも日本の民法ってどういう経緯で設立し、どんな民法の…

「ストリート・オブ・ファイヤー」を観る。 めちゃくちゃ大味でいなたく、80年代臭ムンムンで楽しめた。全編がチープなドラムマシンとクサメロギターに彩られており、主題歌も誰もが一度は耳にしたことのあるエモーショナルな曲で最高。主人公はひたすらニ…

「ルポ川崎」を読む。 読む前からある程度内容は知っていたし、著者のトークイベントにも参加していたりしたけれど、改めて読んでみた。著者は学者ではないので、本書は聞き取り調査による証言を基に構成されており、あまり客観的なデータや白書による引用が…

「デトロイト」を観る。 「私はあなたの二グロではない」と同時上映していた大森キネカにて。凄まじい緊張感で、終始画面にくぎ付けとなり、めちゃくちゃ楽しめた。1967年に実際に起きたデトロイト暴動でのアルジェというモーテルを舞台に、デトロイト市警に…

「私はあなたの二グロではない」を観る。 硬派なドキュメンタリーだが、アメリカを知る資料として楽しめた。アメリカの作家ジェームズ・ボールドウィンのインタビューを基に、現代に至るアメリカでの人種差別について考察する。20世紀の現代において、黒人が…

「ウェブマーケティングという茶番」を読む。 散々悪質な同業者の悪口や丸投げの顧客を叩いた後、自社は正反対ですと宣伝する辺りはさすが。ただ、自社のHP紹介もないし、ほとんど図やデータを用いた客観的な説明もしないし、基本は著者自身の主観や経験に…

「フロリダ・プロジェクト」を観る。 超面白かった。子役たちのキラキラが最高!万引き家族、ひいては是枝監督っぽさも感じる、ジリ貧で美しい家族物語。題材としてはかなり重いのに、徹底して子供目線を貫いており、物語としてはドキュメンタリーちっくで結…

「google home mini」を買う。 ディスプレイがぶっ壊れたのでビックカメラで買い替えたのだが、その時に「google home miniも一緒に買うとお得ですよ」と言われて、いつもなら即断るところだったんだけど思わず買ってしまった。モノを買って面白い経験を蓄積…

「君の名前で僕を呼んで」を観る。 結構期待していたけど、期待外れ。男性同士の純愛物。似た映画と比べると、「ブロークバック・マウンテン」の切なさや重さに遥かに及ばず、「ムーンライト」や「アデル、ブルーは熱い色」のような社会的背景の描き込みもな…

「マザー!」を観る。 「ファニーゲーム」ばりにめちゃくちゃ不快でかつ美しい映画で、超面白かった。批評家からの評価はかなり割れてるみたいだけど、傑作だと思う。始まりと終わりが繋がる円環的な物語構造と、濃厚なキリスト教的な描写。年の離れた夫婦と…

「30年後の同窓会」を観る。 早稲田松竹にて鑑賞。「ズッコケ三人組」的でしんみり楽しめた。スティーブ・カレル、ローレンス・フィッシュバーン、ブライアン・クランストン主演。もうタイトル通りだけど、アメリカ陸軍としてベトナムに従軍した男たちが色ん…

「新しい副業の教科書」を読む。 薄いけど、さらっと読めて楽しめた。活用中のものもあるけど色んなサービスが生まれてきてるんだなぁと普通にビックリ。自分でやってみたいと思うサービスもあるし、普通に使ってみたいなと思えるサービスもあるし、消費者と…

「オービタル・クラウド」を読む。 「アンダーグラウンドマーケット」が面白かった藤井 太洋氏の大作。期待通り超面白かった。日本SF大賞受賞。スペーステロ計画を目論む北朝鮮に亡命した元日本のJAXA職員で天才的ハッカーに対し、情報から隔離されたイラ…

「ポリスアカデミー」を観る。 80's洋楽読本を読んだ流れで、80年代臭が存分に感じられる映画を観たくて観てみた。アホ映画だけど、なんとシリーズ7まであるヒット作の初作品。人種や性別や年齢や体力の制限をとっぱらって警察学校の募集をした結果、変人ば…

「80's洋楽読本」を読む。 音楽聴いて酒飲みながらダラダラと楽しめそうな本を読みたくて読んだ。内容的には予想通りだった。80年代のキラキラした、華美な音楽について日本での受容の仕方を論じた本。ラジオや雑誌など音楽メディア側にいた人と、実際のアー…

「ラッキー」を観る。 人生において大きな影響を受けた作品として、「パリ・テキサス」があるが、主演であったハリー・ディーン・スタントンの遺作がこの作品。撮影当時はアラ90だったであろう彼だが、かくしゃくとした無骨でカッコいいアメリカ男を演じて…

「タクシー運転手 約束は海を越えて」を観る。 町山智弘はじめとする方々の前評判通り、最高だった。韓国でも記録的なヒットをしたのも納得。見どころは緊張感あふれる市街銃撃戦だけど、全編通して笑って泣けて歴史も学べるという超エンターテイメント大作…

「イット・フォローズ」を観る。 シンプルで美しい低予算ホラー映画。伊藤総氏のレビューで興味を持って観てみた。タイトル通り、ただついてくるモノについての物語。現代のデトロイトを舞台に、10代の若者たちのキラキラした感じと、日常からぬっと顔を出す…

「ゲームの王国」を読む。 前半はすごく面白かったんだが…、という作品。著者は同じ年の作家で、「ユートロニカのこちら側」が面白かった小川哲氏。カンボジアを舞台に、ポル・ポトの隠し子とされる女主人公ソリヤと、貧村に生まれながら天才的な思考力を持…

「幻の近代アイドル史: 明治・大正・昭和の大衆芸能盛衰記」を読む。 出版された当初から何か興味があって読んでみたかった一冊。面白かった。タイトル通り、テレビや一般的になる前の明治・大正・昭和においてアイドル的な人気を誇った女性たちについてまと…

「ペパーミント・キャンディー」を観る。 早稲田松竹にて鑑賞。全然前情報なしで観て、全く期待してなかったんだけど、結構面白かった。一応、同時上映の「タクシー運転手 約束は海を越えて」とのくくりとしては「光州事件」なんだけど、本作ではほんのちょ…

「PRODUCERS' THINKING “衝撃作"を成功に導いた仕掛け人たちの発想法」を読む。 転職したいし、なんかエンタメ界の仕事論みたいなの読みたいなと思って手にした本。著者はスペースシャワーTVに在籍しながら映像に関するプロデューサーをしているひとで、彼…