「入門eBPF」を読む。
面白かったし、前評判通り難しかった。ただ、「Linuxのカーネル空間で実行する監視に便利な機能」くらいに漠然としていたeBPFの解像度が上がり、歴史的な背景やどのような仕組みで動き、どのような使われ方をする機能なのかを理解できた。eBPFだけでなくLinuxカーネルやコンテナといった近接する分野の解像度が上がるので読んでいて気持ち良い。
サンプルコードについてはC言語部分は読みづらかったが、何をしているかの解説が易しいのでちゃんと読むことができた。現場レベルで使われているコードの読み書きやTetragonやciliumみたいなツールに触れたこともないので実感が伴っていないが、これから十分学べるはずなので予習ができた感覚。