midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼」を読む。

ほぼ欠かさず聴いてるゆる言語学ラジオのパーソナリティによる単著。色々曰くつき

であることは本人達のラジオでも知っていたが、やっと読めた。芸人のラジオのような悪ノリもありつつ、中・高校生が読んでも楽しめるようなポップさと読みやすさもあり、ちゃんと欄外の注があったり言語学を学び始めの学徒にもちょうど良いレベル感で前評判通り面白かった。

ラジオの中でもCMとして挿入されている「あのー」と「えーっと」の違いみたいなエピソードがやはり身近で、かつ分析してみると確かに違うな、と分かって面白かった。「を」沼、という読まないと全く分からないような日本語における「を」と「に」の違いでいかにニュアンスが変わり、詩人のような言語表現の極北にいるような人たちによって扱いが変わるかみたいな例を知って、日本語面白いなと改めて知ったり。