midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「レコーディング・ミキシングの全歴史」を読む

恐らくこの本を読むのは現役のエンジニアかエンジニア志望の人だと思うが、興味だけがある全くレコーディングもミキシングもしたことない素人が読んでみた。現場ならではの細かいテクニックについては腑に落ちるレベルでは分からなかいが、機材のセッティングやスタジオの特性、レコーディングとミキシングの基礎などが学べて面白かった。特に、コンプについては本書の中でも結構詳細に説明されているのだが、今までは何となく音を画一化するというか、揺らぎのあるビートや音像、音楽が好きだった時期は何となくダサくなるというイメージがあったのだが、今回どのような効果があるのか知って、実際にyou tubeとかで音の聴き比べなどをしてなるほどなぁと学べた。

あとは、単純な教科書的な記述じゃないというか、著者の哲学や思想が感じられて好感を持てた。レコーディングとミキシングには境界がない、とかライブ中継をする時の心得とか。恐らく、全然逆のことを言ってるエンジニアもいそうだなと思ったり。

最近は音楽を作成する環境についての興味が深まっており、you tubeとかでもDTMや作況映像を見るのが楽しい。今までの音楽遍歴が完全にリスナー(とその延長でDJ)でしかなくて、楽器が出来たり作曲経験のある人から珍しがられることがたまにあったが、DTMとかDJの延長でちょっと何か作ってみようかなという気になってきている。

特に、夏海ルイさんの作曲風景や楽器演奏や紹介の動画はすごくニコニコしていて楽しそうだし、どんなことを作曲中の思考過程とかも教えてくれて興味深い。

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