「ミュージシャンが知っておくべきマネジメントの実務 答えはマネジメント現場にある!」を読む。
ミュージシャンが知っておくべきマネジメントの実務 答えはマネジメント現場にある!
- 作者: 脇田敬,山口哲一
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2017/09/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あんまり新たな気づきはなかったけど、面白かった。自分が潜り込めそうな音楽の現場ないかなぁと思いつつ読んだ。山口 哲一氏の著作2冊目。かなりポップスよりというか芸能よりな内容となってるけど、音楽産業でマネージャーと呼ばれる人やその役目を担う人の実務内容が分かる本。メモった点は以下の通り。
・曲のミックスはいくつかのバージョンがある。テレビ放映で使用するボーカルの音量をちょっと上げた「ボーカルアップ」。楽器ごとに分け、ライブのオケで使ったり会場の音響特性に合わせてバランスを変えるのに使う「ステムミックス」。メインボーカルのみを抜いた「マイナスワン」
・マネージャーはライブ中はPAに音響のバランスを指示したり、ステージ袖や最前列などでベストショットを撮影したりして動画や写真を記録する。
・CLUB QYATTROクラスのライブ/ツアーであればマネジメントが自前で開催できるが、それ以上になるとイベンター(コンサートプロモーター)の助けが必要になる。
・放送局系の音楽出版社に楽曲の権利を預けることで、その音楽出版社が制作にタッチしている深夜番組などに出演しやすくなる。
・著作隣接権については要勉強。
・you tubeにはcontent IDというシステムが用意されていて、楽曲の無断使用を防ぐことが出来る。曲の音声ファイルがデータベース化され、コード進行やメロディも解析され、使用された場合の対応手段を講じることができる。