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 前から読んでみたかった一冊。面白くて一気読みした。

女帝　小池百合子 (文春e-book)

 なかなか骨太なルポで楽しめた。子どもの頃から一貫して自己プロデュース能力が高く、政治を通して社会課題を解決したいというよりもイケてる政治家になりたい、というのが何よりの願望の人なんだなぁと改めて知る。

この本が出る前から悪評は聞いていたし、実際都知事選でこの人には投票しなかった。その後の音喜多議員とのやり取りとかでかなり旧来のダメな政治手法を取る人とも知っていたし、コロナ対応にしても都政の実行能力にしても一都民としてかなりお粗末だなぁと思っている。

やはり政治も地縁血縁派閥の力学で政策が決まるのでなく、台湾のように修士、博士を持ってて当たり前の専門家集団による政治をしてほしいよなと思う。