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 「ビジネスの世界で生き残るための現場の会計思考」を読む。

ビジネスの世界で生き残るための現場の会計思考

ビジネスの世界で生き残るための現場の会計思考

  • 作者:安本 隆晴
  • 発売日: 2019/08/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 会社の決算行事にちょっと携わる機会があり、改めて会計分野についてざっくり整理しておこうと思って読んだ一冊。かなり初心者向けというか新卒社員向けという感じ。とりあえず以下の点をメモ。

・営業だったら、自分の年収の何倍か売上上げないと会社としてはマイナス。

・何人かで会議をやることの価値は、参加者の人件費と時間に対して決議した内容が割りにあってるか(生産性)考えるべし。

・利益を気にせず売上至上主義で割引して売っても自分の首を絞めるだけとか。限界利益を意識して、それ以上に割引しちゃダメよ。

・支払い遅延の依頼を受けたら、それは売掛金でなく貸付金に変わったと認識して利息をつけるなり貸倒引当金を計上しておくなりしておく必要がある。

・期末に社長が経費でベンツを買うのは、利益を圧縮して節税したいため。

・在庫回転期間はなるべく短く、1~2か月が望ましい。不良在庫で販売不能の場合、イコール含み損益となるから。

自己資本比率は20%以上を目指す。毎年の利益が積み重なっていないと達成できない。

黒字倒産が起きる理由は、会計の方式がキャッシュフローに関わらない発生主義のため。

ROAが1%未満の企業は、その資本で株でも買った方がまし。