midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「世界のレイブの歩き方」を読む。

さしてレイブ文化に興味あるわけでもないけど、何となく目について読んでみた。レイバーでもある著者が、EUアメリカ、アジア、アフリカ、ラテンアメリカと世界各所で開催されているレイブを紹介する本。現場のトイレやシャトルバス状況や開催地の近くの店やホテルなんかの行ったことのある人ならではのお役立ち情報もあるのでレイブ行きたい人には良い本。個人的に行ったことがあるのはタイコクラブのみで、他のレイブも読んではみたけれど、別に行きたいなーととは思わなかった。なぜなら、改めてレイブはトランスやEDMとの結びつきが強いんだなーと思ったから。you tubeで動画見ながら読んでたけど、一週間ほどの長期間をすさまじい人ごみの中で壮大な音楽でトランスするというのが面倒に感じてしまう。確かに非日常感は強いし、レイバーはそういう感覚を求めてるんだけど、今の自分としてはもっと肌感覚でゆっくり小箱や小さな野外イベントで音楽楽しむ方が楽しいと感じてしまう。あと、客のほとんどがお金持ちっぽい白人で、開催場所がアジアやアフリカであっても本書の写真にほとんど白人しか映っていないのも気になった。そして、ドラッグ情報がまるでないのも片手落ちな感じがしてしまう。良し悪しは別にしても、ドラッグについてはレイブの文化として触れておいた方が内容も充実するような気がするんだけど、健全な本にするためにあえて載せなかったのだろうか。