midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「会社を辞めるときの退職手続きのすべて」を読む。

もう、タイトルそのままの本。会社を辞めるに当たって、自己都合なのか会社都合なのか、再就職先が決まってるのか決まってないのか、年金受給できるのか出来ないのか、とか細かく条件に分けて、それぞれの立場の人に対して、上司に「辞めます」というところからきちんとフローチャートにまとめて手続きを伝授する極めて実用的な内容。昔あったゲームブックのごとくフローチャートに沿って進むため、通して読むと重複する内容も多いのだがそんなこと(自分以外の立場の人)知ったこっちゃなし、業務の引継ぎメールの案文から保険や税金など役所に提出する書類やら再雇用先に提出する書類まで一通り書き方を伝授してくれる。あまりに事務手続きで実用的なので逆に言うと無味乾燥というか、全く著者の個性や労働観が見えないんだけど、それはそれで清々しくすらある。制度は刻々と変わるから名著とは言いづらいけど、「今」辞めたい人にはすごく役立つんじゃなかろうか。

まぁ、要するにこれを読むということは「辞めたい心」が強くなっているからなのだが。異動になって約一年半、前の部署と変わらない位の責任と業務量を任されるようになっている。部署内での役職もやたらと増え、計画通りさばき切れないことによる叱責も増えてきているし、何より残業時間がどんどん伸びている。そして、担当者の異動もあって今後ますます仕事が増えることが予想できている。もう少し「のんびり、ゆっくり」働ける仕事はないだろうか。仕事帰り、ヘトヘトになってベッドに飛び込むと、夢の中でまで仕事をしていることが増えてきている。もっと適当に、定時後は音楽聴いて酒飲んでフラフラして生きていきたいなぁ…という今日この頃。