midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「ダーリンはネトウヨ」を読む。

ほとんど毎週聴いてるサンデーマンガ倶楽部で知った作品。面白かった。

在 Apple Podcasts 上的《サンデーマンガ倶楽部 Sunday Manga Club》:Ep.157『ダーリンはネトウヨ』クー・ジャインを語ろう!

ポッドキャスト内で色々と言われている通り、自分の生きてきた風景でも見られた、悪意がないけど相手を傷つけている言動がリアルに記憶から立ち上がる。少しでも自分と違うであろうバックボーンを持つ人、に対して無意識にしてしまう言動。なるべく先入観をなくして人に対してフラットに接しようと心がけてはいるが、感情はあるので好きな人がいれば嫌いな人もいる。国籍も性別も年齢など色々な属性に関して、「自分とは考えや価値観が違うであろう人」の相手の言動が失礼だったり不快だと感じる時に、どこまでそれを言動として表明していいか迷うこともある。

ダーリンとして語られる彼氏の言動は全然共感できないし、自分が第三者の友人としてその場にいたら、流石に諌めると思えるので安心はするのだが、差別的な言動はあっても彼氏として、先輩として彼女を守ろうとはするし、本作の主人公には許容できなくても我慢してやり過ごす人もいるのかもな、とは思う。

「花束みたいな恋をした」に出てきたセリフで、結婚するか別れるかという場面で「またそうやってハードルを下げるの?」というのを思い出した。お互いが幸せになる上で考えや価値観が合わない部分は確実にあるので、消耗し切る前に別れる選択を出来ればもちろん良いのだが、妥協に妥協を繰り返して結婚して子供を育てて、相手のことが全然理解できないけど戦友みたいな熟年夫婦になるパターンも普通にある。結局は当人同士の関係性なので、自分に出来ることは疲弊することに耐えづらくなったらちゃんと別れるということくらいしかない。