midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

ウクライナ戦争の200日」を読む。

今年2月のウクライナ戦争以後、連日出ずっぱりな小泉氏。戦争前は全く知らなかったが、深い専門知識や語り口が面白くてウォッチしていたところ、本が出たので読んでみた。各方面の識者と戦争の今の状況について対談した本。

どの対談もそれぞれフォーカスするポイントが違って面白いのだが、それによって小泉氏の幅広い知識の深さにも感銘を受けた。ミクロな戦術や兵器の分析だったり、戦争を描いてきた創作と現実の比較だったり、ロシアという国の歴史や内情だったり、ロシアと関係の深い中国やドイツとの差異だったり、今後どのような形で戦争が終わる可能性があるか、戦後は国際社会がどう変わるかという予測だったりと本当に幅広い。

本書を読んで読んでみたい課題図書もたくさん出てきたので、技術書の合間に読んでいきたいと思う。やはり学生時代からいつか読もうと思っていたクラウセヴィッツカール・シュミットあたりだろうか。