「アドルムコ会全史」を読む。
クソ笑った。小説読んでこれほど爆笑したのは初めてかも。物語自体というよりも、とにかく不謹慎、エロ、グロ、ナンセンス、それに人間の嫌な面を丁寧に描き出すために物語という体裁にしているというくらいで、しょうもないエピソードの一つ一つがコントみたいに笑える。読書感覚としては漫画太郎作品に近い。
著者は公務員だったらしく、本書にも役所を舞台にした異様にリアルで生臭い人間関係を描いた話が出てくるのだが、同僚たちはこういう話を読んだらどう思うんだろう思ってしまった。フィクションに対して相当な耐性が無いと引きまくる気がするが。