midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

人間仮免中つづき」を読む。

面白かったけど、さすがに前作と比べると穏やかで衝撃はなかった。壮絶な人生を生きる彼女のエッセイマンガ。かなり統合失調症の病状が悪化し、ほとんど家から出れなくなってしまっていた彼女の日常を描く。全体的に愛する人であるボビーとの交流が多く、ほっこりエピソードが多い。巻末には東日本大震災当時のエッセイが収録されており、福島出身だという彼女のご近所や親せきが亡くなった話などが収められている。不謹慎だが、そんな震災まで身近に体験してしまうとは、とホント役満みたいな人生だなと驚いてしまった。

ちょっと気になったのは、amazonのレビュー内で、かつてのエッセイで書いた過去が本作で改変されてる、というもの。意識してかしてないのか分からないが、「信頼できない書き手」としての要素もあるのかなぁと思った。