midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「FREE TOKYO」を読む。

タイトル通り、低所得のぼくらにも安心な東京で無料で遊べるスポットを紹介したもの。実際読んでみたけど、正直あんまり行きたいなーと思えるスポットは少なかったかな。金出してもつまらないところは勿論たくさんあるけど、無料だから手間暇かけて遊び行こうともならんかった…。低所得かつ友達もいない引きこもりな人にはあまり効果ないかも。有名で知ってたスポットだとサントリーのビール工場とか(無料でつまみつきでビール飲める)、国会図書館とかお札と切手の博物館とか目黒寄生虫館とか目黒のさんま祭りとかがあるだろうか。ちょっと興味持ったのは芭蕉庵とか雑司ヶ谷宣教師館とかかな。

著者はジョー横溝という人で、InterFMでDJしてたり構成作家してたりする人らしいんだけど、個人的にはこの人の各スポットを紹介する語り口もちょっと気になった。個人的な思いを盛り込むことなしに紹介することは出来ないかもしれないけど、変な思い込みや先入観があって、それを読者に共有しようとするような語り口が違和感あるというか…(例えば、「東京ジャーミイトルコ文化センター」を紹介するにあたって「西洋文化に慣れ親しんできた日本人の僕らには、その神秘的な雰囲気は魅惑的だ」とか言うんだけど、そうでない人もたくさんいると思うんだけど。)。あと、国立国会図書館を大学生になっても知らなかったとかいうフレーズも出てきたり、あまり教養のない人なのかなと思った。