■

金森達「ＳＦアート原画集」を観る。

金森達SFアート原画集

今年はたくさん絵を描こうと決心して、自分の創作意欲アップのため読んでみた。60年代～80年代くらいのＳＦものの挿絵をやっていた人らしく、黒や赤などを画面に均一に塗りこんで細かい建物や宇宙線と西洋人の顔のアップ、みたいな絵が多く、確かにこんな感じの絵って割と観る気がするなーという感じの絵だった。ビックリするような絵ではないけど、恐らく物語にとって絶妙なスパイスになってるんだろうな、という感じ。そして何より、いっちゃなんだが自分でも描けそうな感じがするのがワクワク感をそそる。優れた音楽や小説は自分で描ける気がしないけど、止め絵なら同じような世界を自分でも創り出せるんじゃないか、作者の描いた世界と自分の描ける世界は地続きなんじゃないかと思えるような感じがして面白い。そういうアドレナリンがドバドバ出てくるような絵を描きたいものだ。