■

 「すべての政府は嘘をつく」を観る。

すべての政府は嘘をつく

 I.Fストーンというベトナム戦争をはじめとするアメリカの欺瞞を暴いていったジャーナリストの仕事を基に、大きなスポンサーや資本に依存せずに報道を行う現代のジャーナリストたちの訴えによるドキュメンタリー。

内容からして全体的に民主党よりな内容なんだろうなと思って観たけど予想通りだった。大手メディアは政府の嘘やどうでもいいセレブのスキャンダルばかりを垂れ流し、国民をバカにしようとしてる！みたいな。まぁ全面的に同意はするけど、なんかこの手の主張にも飽きちゃったなぁというモードに自分がいることを認識した。独立系のメディアとしてスポンサーの意向を気にせず、会員から徴収したお金でコンテンツを配信するニュース番組の取り組みとかも紹介されており、どうやってマネタイズしながら質の高い情報を発信できるかみたいな部分にもっとフォーカスした方が現実的な議論になる気がする。政治家は自分の票田になりそうなネタ以外に食いつかない、というのは事実なので、本編で移民の非業の死を切々と訴え続けるジャーナリストは、いかに政治家に自分事と認識させるか腐心する方が問題解決に近づくんじゃないかなと思ったり。なんか観終わってモヤモヤした感じ。