midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

 「スティーブ・ジョブズ」を観る。

スティーブ・ジョブズ(字幕版)
 

 スティーブ・ジョブズの学生時代からiPod発表までを描いたドキュメンタリー映画。面白かった。自分の理想を追い求めて、どんどん仲間が増えてプロダクトも成功させて株式上場までいくというワンピース的な楽しさがある前半と、大人の世界での論理やパワーゲームに巻き込まれて自分の会社を追われることになってもがき苦しむ後半、どちらも面白い。どうしても自分の年齢と比較してしまうが、アップルを追われたのが今の自分よりも若干若い頃と考えると改めて凄いなと思ったり。後、80年代にいかにIBMが巨人だったのかとかパソコンという概念が受け入れられなかったのかみたいなIT業界にまつわる歴史的な経緯だったり、実際に本人が発言したらしい色んな名言だったり影響を与えた本や音楽なんかの固有名詞も散りばめられてて勉強にもなる。基本は史実通りに作られてるみたいだけど、アップルの歴史に詳しい人からするとエピソードの取捨選択が微妙らしく、確かに私生活のエピソードとかは説明不足でアレ?みたいな場面もあった。

エンドロールを観ても分かるが、ジョブズ・ウォズニアック始めとして役者が実際のアップル社員と皆そっくり。一緒のチームでは仕事したくないけど、凄まじい影響力とカリスマ性、揺るぎない信念があってモノ作りしてたんだろうなというのは分かった。