midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「駆け出しマネジャーの成長論 7つの挑戦課題を「科学」する」を読む。

 

 大して面白くなかった。あまり学びなし。「科学」とタイトルにあるし、著者は経営学習を研究しているとのことで、もっとデータによる根拠を基に論を構成する方が説得力が出ると思うんだが、なんか実務ベースでのマネジャーの働きについて語ってる部分が多くて、そんなん当たり前でしょ、という風にしか読めなかった。そもそも認識が古いというか、20年前位に書かれたのかなというくらい、「正社員・男性・日本人・大企業」の大前提のもとにマネジャーの機能について語っており、「外国人メンバーやパートスタッフとの向き合い方はこうすべし」みたいな今さら?みたいな記述も多い。もうすこし具体的に、案件進捗管理やコミュニケーションツールにこんなツール使う例が増えて統計的に経営改善に役立ってますとか、コーチング理論により生産性がこれだけあがりますとかそういう話を期待していただけに残念。専門用語はなるべく省いたと序章に書いてあったけど、そのせいでありきたりでつまらない内容になってしまってると思う。「プレイヤーとマネジャーの仕事は違う」なんてマネジャーじゃなくても知ってるわ!という感じ。