「婚活の傾向と対策」を読む。
婚活中休み中だけど、なんとなく読んでみた。タイトル通り、ある種の恋愛についての悩みを取り上げ(「好きな人には別の好きな人がいます」とか「前の彼氏が忘れられません」とかね)、それに対する対策を提案していくもの。つまらなくはないけど、「そりゃそうだろうな」位の感想しか出てこない。そして、著者が心理学者、臨床心理士を名乗っていることに結構驚いた。「男性脳と女性脳」みたいな似非科学的な話は勿論、全然実証的なデータなんか本書に出てこないし、「男性は(女性は)一般的にこういう行動をしがちです」的なざっくりした印象論や、著者の周辺の友人の例とかでアドバイスしているのはかなりお粗末だと思った。こういう人のせいでいつまでも心理学が科学として世間的に認められないんではないかと、全然別の観点で心配になった。ナンパ師の恋愛ハウツーものはかなりシステマティックだとストリートナンパ経験のある友人が言ってたけど、そういう本にシフトして読んでみようかな。