midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

共感する力。

信頼することで世界のシステムは回る。世界の複雑性を縮減するのは、他の意思システムが世界に存在していることを認識し、コミュニケーションの不可能性を容認し、その上で信頼しなければならない。

そして、弱い人を見ると共感する。さっきまで日テレで派遣のバイトのドキュメントやってた。いかにも派遣は被害者で政府は加害者っていう作りで偏向と言えばそうなんだけど、カメラに写される弱者とされる人に共感してしまう。痛みはリアルだ。画面の人間と俺の境遇が違うなんてことは分かるし、番組の製作者の意図の下に作られた映像でしかない。けど、痛くて苦しいんだろうな、と思える。

同じ時間にTBSではガールズコレクションの様子をやってた。

何かギャップが面白かった。エリーローズや長谷川潤は何を考えて生きているのだろうか。痛みが見えにくい、マネキンみたいに見える。ほんとに同じ社会に存在して同じ空気吸ってんだろうか。ガールズコレクションに来ている子達は多分彼女らの私生活も詳しいんだろう。ブログ見て、同じもの食べたり着てみたりしてるんだろう。

空虚な記号に溺れて生きていける内は楽しい。痛みが極力マヒさせて生きていける人は幸せだ、皮肉でもなんでもなく。人生のうちで本質を、より深い認識に到達しようとする作業が他人に評価されることはない。哲学は答えを出さない。それは意味のない作業なんだろうか。

何か悲しくなってくる。俺は今後、どんな人と出会えるんだろう。どんな人と関係していけるんだろう。

社会に及ぼせる影響なんてごくわずかだ。俺にはほとんど関係のない世界や人が多すぎる。