「民間人のための戦場行動マニュアル」を読む。
「サガラ Sの同素体」を読んでいて、日本で軍事力を背景としたクーデターが起きた時に一般人はどのように行動したら良いのかなーとか、武装勢力はどのような武器を持ちどのような訓練を受けているのかなとか気になって読んでみた。
表現はすごく簡単で図も豊富なため、中学生くらいでも読めると思う。実際のテロなどを例に挙げて、公的な救助が来るまでに生き延びる可能性を１パーセントでも上げるための行動について解説する。「弾道ミサイルが日本に向けて発射されたらどのようなアナウンスがあり、爆破までの時間で何をすべきか」「航空機が飛んでいる状況で車で逃げるのは危険」みたいな具体的なシチュエーションに沿って解説してくれるのでとても分かりやすい。素直に、「（いくつかの不運な状況が組み合わさって）このような状況では生き延びる可能性は低い」的なこともあっさり書いてあってゾッとすることもある。後半では戦場下で生きるための武器やサバイバルの使い方についてもレクチャーがあり面白かった。
防災グッズは一応持ってるけど全然点検してないし、ちゃんと有事の際に慌てず行動するための準備をまずしておかなきゃなと改めて感じた。
