midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「インドでレシピを聞いてきた!」を読む。

レシピ本であり、旅行記でもありで一石二鳥で楽しめる本。正直著者のインド料理文化に対する熟練度には難があり(現地に来て初めて知った、みたいな記述が多いけど、結構日本でも知れる情報が多い気がする)、詳しい人からするともやっとする部分も多いんじゃないかと思うけど、その分勢いというか体当たりでかなり衛生面で難のありそうな屋台飯とかにもチャレンジしていてレシピを聞いてるのはグッジョブだと思う。ガイドのインド人たちのキャラも面白く(常に屁をこいているガイドとか)、珍道中的な面白さもあり。そして、意外とデータがちゃんとしており、恐らくyelpとかにも乗ってなさそうな小さな店も含めて2週間で取材したニューデリーの75件の店の場所やメニューに料金、さらにレシピまで紹介している。

本書を読んで学びになったのは、意外とニューデリーでチャイニーズ料理が息づいているということ。ガラムマサラと中華麺を合わせたり、クレープに中華麺を挟んだりとかして食べてるらしい。後は、やはりカースト制にちなむのか、インド人ガイドが露骨に店員に対して高圧的になったりヘコヘコしたり、Tシャツの袖まくりを制止させらりたり(マナー的に良くないらしい)、曜日によって食べれるものが違ったりする、みたいなカルチャーショックの描写。タイに行った時は小さな屋台とかも行って、ホテル近くの中華料理屋のチャーハンがすごくおいしかった印象がある。これを読んで、同じようにニューデリーに行ってみたいなーと思ったのでこの本は勝ちかな、と思う。