midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

 「決済インフラ入門」を読む。

 割とつまらん本だった。全体を通して著者の主張が薄く、白書を読んでる感じに近い。文章も読みづらく、図やグラフを使って解説する方が明らかに分かりやすそうなところもタラタラと文章で解説していたりして微妙。その割に、〇〇会議は私も〇回参加したことがある、とか〇回講演した、とか読者にとっては何のためにもならない良くわからない自慢が随所に挟み込まれてたりする。役に立ったのは決済完了性(ファイナリティ)と決済リスクに関する説明位だろうか。「決済完了性の付与は中央銀行当座預金口座で決済することが前提となる」とか「デビットカードは立替が発生しないので決済リスクがない」とか「手数料は3%が一般的」とか「金融危機は決済リスクが具現化した例」みたいな一応知っていたことが線としてつながった感じが少しあった。

後は、国債や証券は電子化されたけど手形は法律の関係で紙が前提となっており電子化が難しい、とかもトリビアとして学べた。