midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

 今さらながら「ボヘミアン・ラプソディ」を観る。

 超絶盛り上がってた前評判ほどじゃなかったけど、面白かった。内容はベタ中のベタで最初っから読める展開ではあるんだけど、綺麗に構成されていてちゃんと盛り上がれる。最高な曲のメイキングとしても楽しめるし、何よりフレディ役の役者さんが上手くて良い。当事者であるバンドメンバー達も制作に噛んでるということで、ある程度内容にも共通認識取れてるんだろうというのもリアリティ合って見てて安心できるし。

改めて、クイーンというバンドがセールス面でも音楽面でもどれだけ大きいか分かった。これだけ華やかでメンバー皆が作詞作曲能力が高いハイスペックなバンドはもう二度と現れないだろうという気にすらなる。ボーカリストとしてのフレディも唯一無二すぎて全く似た人がいない状況だと思う。映画鑑賞後に観たジョージ・マイケルによるフレディトリビュートも感涙もののクオリティなんだが、良くも悪くも一聴してこの人と分かる強烈な個性はフレディならでは。絶対バックコーラスとかになれないもの、目立ち過ぎて。

そして、主人公であるフレディ自身が、全編通して「嫌なヤツ」だったことが一瞬も無かったのも好感度上がった。勿論生意気だったり結果的に人を傷つけたりはしてるんだが、決して自己中ではなく、必死にもがいてたり、周りにも何とか気を使って生きてる感じが伝わった。