midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

 「ローガン」を観る。

 ウルヴァリンシリーズの最新作。曲がジョニー・キャッシュとかのカントリー風味で、映像自体も全体的に悲哀溢れるアメリカンな作りとなっており結構好みで楽しめた。ヒュージャックマン演じる主人公のウルヴァリンも心身ともにうらぶれて悲惨な境遇となっており、新生ウルヴァリンである少女もヒーロー然としたところは全くなく、命からがらの逃避行が作品の本筋となっており、特殊な力を持って生きることの難しさをこれでもかと描くような痛みある物語となっている。監督は相当、スーパーヒーローものの一作としてではなく、この作品単体で観ても楽しめるような内容にしたいと思ってたらしく、他作品との繋がりをあまり知らなくても楽しめるのも良い。

後はやはり、少女ウルヴァリンが凄い。超絶激しいアクションも自分でこなしたというダフネ・キーンが次世代クロエ・モレッツと評されるのも頷ける凄い仕事ぶりだ。ただ、途中まで話せないという設定が何のためなのか良くわからんかったけど。