midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「モールス」を観る。

モールス BD [Blu-ray]

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クロエちゃん目当てで観る。正直微妙だった。悪い意味でホラーとしてもサスペンスとしてもラブストーリーとしてもジュブナイルとしても中途半端。スティーブン・キングが「20年に一度の傑作」と評したのが不可解。原作ものだけど、舞台を1983年のアメリカに移して映画化。いじめられっ子の少年の隣に引っ越してきた不思議な少女と交流していくうちに彼女の正体が判明していく、というお話。

話は早々にネタバレするし、アクションのシーンになると気味悪いくらいCGに切り替わったことが分かるので大分興ざめする。クロエちゃんは特殊メイクまでして頑張ってると思うけど物語的に面白くなかった。原作の設定なんだろうけど、少年の母がキリスト教系宗教の狂信的な信者らしいということも物語にどう作用してるのか不明なまま終わるし(主人公に居場所がない、ってことが言いたい?)、少女が常に裸足でいる理由も良くわからないし、途中で急に靴を履くのも良くわからない。さらにバンドのKISSのTシャツを着てるのも何かにかけてるのかわからんけど不自然だなぁと思った。そして何より、タイトルでもあるモールス信号で何をやり取りしてるのか全く分からないのも意図がわからないし(字幕とかつけてくれりゃいいのに)、二人が心を通わす描写としてあまりに弱いのも問題だと思う。最後まで観てるのがちょっと苦痛な作品だった。