midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「レヴェナント」を観る。

悲願のディカプリオのアカデミー受賞作。で、監督が飛ぶ鳥を落とす勢いのイニャリトゥということでかなり期待して観たんだけど、かなりダメだった。アメリカでは誰もが知る昔話みたいなものなんだろう、西部開拓時代のヒュー・グラスという実在の人物が大きな怪我から生還し、自分の子供を殺したかつての仲間に復讐するというお話。

エマニュエル・ルベツキ撮影ということもあって、映像はさすがにきれいだ。雄大な自然やクマとの死闘シーンや寒さを逃れるために馬の死体の内臓を掻き出して中に入って暖を取るシーンなど迫力あるアクションも見応えある。けど、圧倒的に話がつまらない。3時間近くある尺のほとんどはディカプリオが這いつくばりながら移動する場面ばかりで長く感じる。そして結局はただの敵討ちという結末で、「お前はこんなしけた復讐をするためだけに戻ってきたのか?」という敵のセリフが俺の気持ちを代弁してくれてた。うーん、アメリカ人にはこの物語が琴線に触れるのだろうか?全く楽しめず。