midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

谷口ジロー「東京幻視行」を読む。

やはりこの人は何を描いてもうまいなーの一言。「孤独のグルメ」的な物語性の薄い日常もの、サスペンス、SF、アクション、西部劇と題材の幅広さは言うに及ばず、絵柄も同じ人と思えないほどタッチを変え雰囲気を変え、そのどれもが付け焼刃にならずにその道ン十年描いてきました、みたいにうまい。短編集ということもあり、まとまりはないかもしれないが色んな味を楽しめるお得な一冊でもある。「孤独のグルメ」しか読んだことない人にぜひ読んでほしい一冊だ。