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「サンリオＳＦ文庫総解説」を読む。

サンリオSF文庫総解説

何となく小説にイレ込んでいる状態が近年減りつつあり、夢中になって読める物語が欲しくて今年はＳＦ攻めてみたいなーと思ってて読んでみた。

基本は1冊１ページで、簡単な著者、ストーリー紹介と読みどころ、評者の思い出などが記載されている。評者は関大ＳＦ研究会出身の人が多く、彼ら自身が翻訳を手掛けていることも多い。何かと仕事ぶりが気になる山形浩生も数ページ担当している。所々コラムでサンリオＳＦ文庫の成り立ちや、文庫の表紙絵にフォーカスを当てたりと読みどころは多く、サンリオＳＦを読み込んでいない自分でも楽しめた。

アシモフ、スタージョン、スタニスワフ・レム、ル・グウィン、ディレイニーとか知った名前の著者はあるけど、ほとんどが知らない人の紹介で占められており、改めて掘りがいのある世界だなーと感心した。いろいろと読みたい本リストも増えたので、今年は開拓していきたい。

あと、表紙にのってる美女、てっきり何の関係もないグラビアアイドルとかなんだろうと思っていたら、何と評者の一人で驚き。西田藍さんというらしい。ＳＦ好きで大森望とも交流があるとかで、さっそくtwitterでフォローしてしまった。