「地下街の雨」を読む。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1994/04
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
職場の上司から、「読書好きらしいな!宮部みゆきとか読むか?面白いぞ」みたいなこと言われて、全く興味なかった宮部みゆき作品を読んでみた。長編はどれもマジで長編なので、短編集で味わってみようかと本書を選ぶ。読んでみた感想としては、なかなか面白いと思うのもあったけど、大体は底が浅いというか「世にも奇妙な物語」に出てきそうなテイストで、また読みたいなーと思うまでに至らなかった。本のタイトルにもなってる「地下街の雨」もそんな感じだけど、構成がうまく意外な結末もあってこの短編は楽しめた。
あと、今まで気にしてなかったけど、今回の読書を通して日本の小説家って「直木賞作家」「芥川賞作家」で結構きれいに毛色がわかれるんだなぁと知った。勿論、今まで読んだことがあるのは芥川賞作家の方で、直木賞作家にはほとんど縁がなかった。とはいえ、直木賞作家もこれからたくさん読んでみよう、という気にはならんのだが。