midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「アバウトアボーイ」を観る。

軽いタッチのイギリスコメディてな印象があって、特に自分の中の「観たい映画リスト」に入ってたわけじゃないんだけど、ちょっとしたきっかけで観る機会が出来たので観てみた。あんま面白くなかった。

親が一発当てたポップソングの印税で、働くことなくパーティに適当に行きながら女引っ掛ける生活を優雅に送る独身男と、ひょんなきっかけで出逢った10歳の困っしゃくれていてそれでいていじめられっ子の少年のやり取りを通して「少年二人が」共に成長するというお話。

学校だったり、独身男が住む家周辺だったり、イギリスっぽいなという風景がまず何かステキ。後は見終わって気がついたけど、少年役の子が成長して「シングルマン」のゲイの男の子になってると知ってビックリ。そのあとはトム・フォードのモデルになったらしいし、本作中じゃチビなんて呼ばれてるけど、随分大きく、かつ美少年になったみたいですごい。あとはあんまりグッとくるところがなかったかなぁ。予想しやすいストーリーがその通りに展開されて、期待以上のことが起こらないというか…。お互いに問題を抱える男の子二人が、お互いにも周囲の人間ともぶつかったりしながら、でも最終的にうまくいって、気になってたあの子ともお近づきになれて、めでたしめでたしみたいな。映像的にも演出的にも意外な見せ方をするわけじゃないし…。「ホームアローン」みたいに、夜9時から何となく金曜ロードショー的な番組で垂れ流されてるのを家族で何となく観るくらいのテンションだと合うのかも。