midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

宮台とか周りの人が何かと名前を口にすることの多い若松孝二監督作品『ゆけゆけ二度目の処女』を見る。

ゆけゆけ二度目の処女 [DVD]

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なんだこりゃ?制作費が安いのか知らんけど作りがチープすぎて全く楽しめない。出演者の演技がひど過ぎ。棒読み多すぎだし、ルックスも微妙。血糊がチャチすぎて笑うとこかと思ったくらい。アングラ志向の暇な大学生が作った自主映画って感じだな。

洗濯物を取り込むシーンとか、夜景が写りこむシーンとかはちょうど高度経済成長の進んで、69年的な揺らぎも入った東京という感じで綺麗だなーと思うけど、作品としてはつまらんなぁ。ストーリーテリングが弱い映画ばっか見ててちょっとこういうのに飽きてきたな。もっと強引に興味を引くような展開の作品を見てみたい。

もう一本もいまいち。アキ・カウリスマキの「カラマリ・ユニオン」。

カラマリ・ユニオン [DVD]

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こっちも雰囲気は割りといいんだけど、いかんせん何も起きなくてつまらない。人ががんがん死んでくけど誰も気にしないし、フランク役が多すぎて誰が誰だか分からんし。レニングラード~に似てるけど、あっちはまだ笑えるシーンもあったし一応筋もあったけど、こっちはちょっとなぁ。音楽は結構かっこいいものが多いんだけど。