midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

都会のアリス [DVD]

都会のアリス [DVD]

アリスにハアハアするだけでも充分楽しめる。が、本筋は原稿書けずに写真ばっか撮ってるしょうもないライターと親に捨てられたアリスが不器用に寄り添って孤独を慰める映画。「パリ、テキサス」の場合は親子で、結局共に生きることは出来ずに彷徨い生きていくっていう締めだったけど、この作品は割りとハッピーな終わり方してるんじゃなかろうか。一応親もおばあちゃんも見つかって変な関係は終わるわけだけど、今後の人生で再び交差する可能性を残したまま別れるんじゃないかと思う。パリ、テキサスのほうは別れた嫁さんと会ってからも「根源的な不安」を見ないフリが出来ずに旅立っていって、それは「まわり道」から引き続いてるテーマなんだろう。あとどうでもいいけどヴェンダースが三部作で使った子役って男女共にすごく可愛いと思う。フィリップのこと親に見えるかどうかって聞いた女の人のうちに泊めてもらって、その後二人が男女の関係になってしまうんだけどそれを朝見てやきもち焼いてるアリスが萌えポイント。安そーなモーテルで最初はフィリップに怒られるんだけどお話してもらって寝るアリスとかも良い。

まわり道 デジタルニューマスター版 [DVD]

まわり道 デジタルニューマスター版 [DVD]

こっちはナスターシャ・キンスキーに激萌え!パリ、テキサスでもやっばい美人だったけどこの子は何て綺麗なんだ!てか13歳で胸出してるシーンあるけどいいの?てか何でクインシージョーンズと結婚してんの?どういうつながり?この人はロマン・ポランスキーといいオサーンが好きなのか…。作品中ではこの子は何で主人公を誘惑したんだか良く分からんかったし、保護者のじーさんがいなくなった後全うに生きていけるのか不安だ。それは登場人物の皆に言えるけど。何か脈絡の無い展開にちょっとついていけなかったなー。山道を喋りながら散歩するっていうシーンだけで10分以上あったり、何のあてもなく大の大人がぞろぞろ漂白してる様は結構異様に見える。んで、不安についてお屋敷のおっさんが死ぬ前にしゃべくるシーンがあるんだけど、不安なんてうそっぱちだ、心の外的な作用だみたいなこといってたけど、それを飼いならせずに死んじゃったわけだろう?何でだろう。強がりだったのか?主人公が想ってくれる女優の恋人を置いて雪山に向かうのなんかは事故からスタートする位置を見出せない人たちを描いたユリイカをちょっと思い出したけど、この人は描くべき対象を見つけられるんだろうか。そして何か日本の太宰治みたいな自分の人生しかネタに出来ない自然主義文学青年っぽいけどこういうのは海外ではどう見られてるんだろう。ナチス帰りのおっさんも最後よくわかんなかったしなー。キンスキーに見とれてて結構消化不良のまま見終わってしまった。

んで今日は高田馬場でこれらを見てきたのでついでに二郎にも挑戦。ちょっと麺が柔らかめな気がしたけど、ヤサイもカラメもほどよくなじんで結構うまいかも。ブタはほぐれてて食べやすい。ただ問題は店内の脂がすごいこと。水飲むコップもベタベタしててしかもぬるいし、その辺はしっかりして欲しいかな。