midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

Amazonプライムで、今さらながら「カメラを止めるな」を観る。 

カメラを止めるな!

カメラを止めるな!

 

評判通り、めっちゃ面白かった。チープな作りだけど、チープさを活かしてアイデアで面白くさせてる感じ。スプラッタ映画製作映画、という点で「地獄でなぜ悪い」を少し彷彿とさせるけど、かなりコメディタッチで笑える。そして、色んな前フリがきちんと後半に効いてて、気持ち良くタネ明かしされるような構成も素晴らしい。主人公の映画監督をはじめとしてキャラもマンガ的で癖があって、それぞれでスピンオフ作れる位に魅力的だし(「シン・ゴジラ」っぽいキャラの立ち方)、誰も後味悪い感じを残さずハッピーエンドで終わるのも素晴らしい。特に、主人公家族はちょっとした機能不全状態なんだけど、文字通り「作品を通して」わだかまりが解消されいくドラマの配分と、インディー映画の制作現場の高揚感みたいなドラマの配分が見事。こういう映画が口コミで広がって海外にまで波及するっていう映画を取り巻くドラマも含めて、ああ、映画っていいですね、という感じ。