midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「ソウル・パワー」を観る。

ソウル・パワー [DVD]

ソウル・パワー [DVD]

 

 74年、ザイールで開催した音楽祭についてまとめたドキュメンタリー。モハメド・アリの政治的なアジテートや親善試合とか、アメリカから名だたる黒人ミュージシャン達がザイールのキンシャサに訪問して、現地のミュージシャンとセッションしたり踊ったりする様子も楽し気で見どころ満載なんだが、何よりもライブが最高。痺れた。とにかくアーティストが皆脂乗りきってる感じで、演奏もタイトで興奮しっぱなし。演奏はダイジェストになっているのがもったいないのだが、体を動かさずにいられないグルーヴを楽しめる。スピナーズのキレのあるダンス・歌・演奏に始まり、現地の女の子と戯れるデビュー前のスレッジ・シスターズ。「アメリカでは今バンプっていうダンスが流行ってるの」と一緒に踊る様子とか最高にキュートだ。洗練されたクルセイダーズの演奏も良いし、アコギをつま弾きながら訥々とエモーショナルに歌いこむビル・ウィザースも最高。ベン・E・キングの正確に刻むギターと歌も実にファンキー。そして何よりラスト、待ってました帝王JB。全ての音でファンクする、という言葉通り、演奏もシャウトも全てが躍らせるためのグルーヴになっていて、ずっとこの気持ちよさが続けばいいのにと思うほどハマる。JBだけでなくミュージシャンの舞台袖も観れるが皆上機嫌で、めっちゃいい雰囲気なのだ。最高。