midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

ファンからしたら何を今さら、と思われてしまうかもしれないが、you tubeザッピングしていてふと見初めて、むちゃくちゃハマってしまった「地下クイズ王決定戦」。

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BAZOOKAらしい普通のクイズ大会なら放送できない問題しか扱わない尖り具合で、薬物や芸能ゴシップや北朝鮮や殺人鬼や宗教など超面白いカテゴリの超難問を早押しで応えていく(無駄な)知のスポーツ。資格試験前でこんなの観てる時じゃなかったんだけど、第一回から見初めてその日のうちに睡眠時間削って第六回まで通して観てしまった(第五回だけなぜかアップされてないんだけど見たい。)。途中参加した能町みね子も分析していたけど、出題内容こそ偏ってるけどクイズ自体は本当にシンプルで、最終問題だけ高得点で出遅れた回答者も一発逆転が可能!みたいなテレビ的なエンターテイメント性もなく、問題文の最初の数文字で回答を予測して早押しし、脳みその片隅から知識を絞り出して回答するというストイックな回答者たちの姿を見て手に汗握り、ドキドキハラハラさせられるのだ。そして、回答が人生で生きる上で一ミリも役に立たない下らなさなのがすがすがしい。「号泣県議の中学時代のあだ名は?」みたいな。俺なんか資格試験や業務などで必要な、生きる上で必要な知識すらどんどん抜けていくのに、彼らの頭の構造はどうなっているのかマジで不思議だ。この番組をきっかけに、クイズ研究会というものが全国にあると知り、メンバーがお互いにクイズを作って回答しあっていると知ってちょっと楽しそうだなーなんて思ってしまったり。

何といっても素晴らしいのがしみけん氏。マジで尊敬・ファンになってしまった。結構インテリであるみたいな噂は聴いていたけど、ガチすぎる。回答者に東大生がひしめく中で、鍛え上げられた腕で回答ボタンを連打し、じっくりと間を溜めて回答する姿は官能的ですらある。そしてこの第三回での男泣きする姿。クイズ対策のために実話誌に赤ペンなどを引いて読み込み、地下知識を蓄えてきながら最後に敗戦し、甲子園で散っていく高校生のように涙を見せるピュアさ。こんなかっこいい男いない。