midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

ウルフ・オブ・ウォールストリート」を観る。

クソ面白かった。劇中で使われた「fuck」が最も多い映画らしい。とにかく、ドラッグ、金、美女、セックスのオンパレード。学もコネもない実在した希代の詐欺師、ジョーダン・ベルフォート(今は金の稼ぎ方みたいなセミナーの講師やってるらしい。劇中で主人公ディカプリオを呼び出すラストシーンに本人が登場してる。)が若くして証券会社を興し、屑株を金持ち相手に売りさばき、一生遊んでも使い切れないような金を手にしてから、FBIに狙われ逮捕され没落するまでを描いた作品。

「ジャンゴ」でもそうだったように、ディカプリオの憎めない悪っぷりが観ていてすがすがしい。社員を鼓舞する社長スピーチが何回か登場するんだけど、ホントに口が上手くてノリが良くて怪しくて最高だ。ディカプリオじゃないと成り立たない映画になった。側近のジョナ・ヒルも最初は冴えないデブだったのにどんどん口が上手くなり、乱痴気パーティでドラッグと酒と娼婦に溺れる典型的な成金に収まっていく姿が痛快。アホなんだけど、結構みんな友達思いで、美女たちよりも友人とのつながりを重要視するところとか憎めないんだよね。他の社員を売ればお前の罪を軽くしてやる、と言われて盗聴器片手に社長であるディカプリオが会社に戻るシーンとかで、「盗聴されてる、話すな」というメモを提示しながら仕事の話するシーンとかね。

3時間近くあるけど、終始テンション高くて飽きない。