「僕と未来とブエノスアイレス」を観る。
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/08/25
- メディア: DVD
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ブエノスアイレスでたくましく生きる人々を描いた下町人情物語。話す言葉や食べるものが違っても、人間同じようなことに逡巡して生きてんだなぁと改めて感じた。キャラが皆濃くて、おしゃべりで面白い。特にペテン師っぽい主人公の兄貴が面白かった。ブエノスアイレスの喧騒を描きながら、きちんとモラトリアム主人公が、かつて家族を捨てイスラエルに移住した対峙したくなかった父親と向き合い大人になっていく姿を描いているのもうまいと思う。ユダヤ系の文化を日常的に描いているのも良かった。
監督は「南米のウディ・アレン」なる異名がついてるようだが、本家ほどシニカルな感じもなく、誰にでも勧められるハートフルコメディだと思う。