midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「デビル」を観る。

デビル [DVD]

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短めでサクッと見れるワンシチュエーションものをふと観たくなって観てみた。シャマランは最新作「ヴィジット」が空中キャンプさんのレビューもあって良さそうな印象があって、ちょっと気になっていたタイミング。だけど、本作はちょっと微妙だったなぁ。エレベーターの中に閉じ込められた男女5人が、お互いに牽制しながら何とか脱出しようと試みるも、一人また一人と死んでいく状況に巻き込まれていくお話。

タイトルでもうネタバレしちゃってるけど(こういう点で、同監督の「シックス・センス」とは全く構造が異なる)、要は犯人は悪魔なんだよね。エレベーターに乗り合わせた乗客は皆前科持ちやら後ろめたい過去を持っており、悪魔が一人一人捌いていくという。だから、謎解きとしての楽しみはないし、エレベーターの管理士みたいな無関係な人も事故で死んでるし、冒頭シーンで十字架を持ちながら自殺した人の前ふりも生きていないというか、話としての整合性が弱いし中途半端。悪魔さんも人間的な倫理をお持ちなら、本作に出てくるせこい詐欺師やら娼婦みたいな可愛い悪じゃなくて、もっと社会に巣食う巨悪を罰してくれたらいいのに…、とか思ってしまった。

見どころはなぜかエレベーターで上着を脱ぐお姉ちゃん。ちょっと可愛い。後エレベーターで最初に死ぬ胡散臭いセールスマンの男もウザ面白かった。