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webエンジニアのメモ

「酒場を愉しむ作法」を読む。

酒場を愉しむ作法 (ソフトバンク新書)

酒場を愉しむ作法 (ソフトバンク新書)

去年の自分の良かった点として、「酔いつぶれる回数が減ったこと」は大きい。飲むときにもすごく気にしながら飲んでたし、「記憶をなくして終電を逃し、その日のうちに家に帰れなかった」ような飲み方は2回くらいにとどめることが出来た。一部記憶が曖昧、位な飲み方も恐らく5,6回くらいしかないはず。人によってはそれでも全然多いかもしれないが、自分としてはそれまでの年と比較して大分進歩したんじゃないかと思っている。それで、酒を楽しく飲む作法を知るべく、吉田類の著書に手を出してみた。本業は詩人らしいが、なぎら健壱と同じく酒場にいる人、位のイメージしかない。

新書なのでサクッと読める分量で、酒にまつわる小さい薀蓄と都内の素敵な居酒屋(モツ煮とか焼き鳥とか)を紹介している。吉田類は一日に2,3件安い店を回っているそうだが、そうやってゆっくり飲み食いするのってすごいなーと思う。誰かと話し込むでもなく、その場にいる店主や客と少し言葉を交わし、うまい酒と肴に舌鼓を打つ。一人居酒屋はほとんど行ったことないけど(一人クラブは余裕で行くけど)、30歳を前にしてこういう飲み方のデビューしてみるのもいいかなーという気がする。