昨日は池袋行って買い物する。
ついでに食べたのが瞠というラーメン屋。
魚介というか鰹の香りが強くていいスープに、上等そうなチャーシューが乗って上品な仕上がりのラーメンだったな。なかなかおいしかったけど、つけ麺の方がうまそうだった。というのも麺にテラテラと艶があって、お隣さんを見ててちょっと後悔した。ていうかなんでどこもつけ麺の方が太麺なんだろうか?
つけ麺と普通のラーメンで二種類の麺を使い分けるとこが増えてるけど、理由がよくわからん。つけ麺で細麺ってのも見たことないしな。
先週は忙しくもないのにあまり文化的なインプットがなかった。その分fl studioでの楽曲制作がちょっとおもしろくなり始めたとこだが。一曲を構成するのってやっぱ難しいよなあ。出したい音を出そうとするのも試行錯誤の連続だし、逆に思ってもみなかったかっこいい音が出る時もあるんだが。
まあそんな中で読んだ漫画のひとつ目が「孤独のグルメ」。
- 作者: 久住昌之,谷口ジロー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2008/04/22
- メディア: コミック
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なんだろうこの作品の面白さって。取り立てて面白さのない独身のおっさんが仕事の合間にちょっとその辺の食堂に入り、一人称でもくもくと飯に対する思いを書き連ねていくという。何か説教じみたまとめがあるわけでもないし、感動的なドラマがあるわけでもない。専門用語とか料理に関するうんちくも一切ないし、高級な料理を食ってるわけでもない。コンビニ料理に舌鼓を打つ回すらあるのだ。
でも面白い。共感させる力がある。
結局、どんなに最高の素材を最高の状態で調理したとしても、食事を楽しめる環境を作らないと楽しめないんだな。食事の時間はとても贅沢なひと時であって、そこにいる人々の表情を眺めながらおいしく頂けるものだ。俺も結構孤食が多いのでよく分かる。だから雰囲気が悪い店はがっかりだし、二度と行きたくないと思う。俺はいきつけの店を作るより新しい店を開拓するのが好きだけど、何で新しい店が好きなのか把握できた気がする。
- 作者: 山口貴由
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2007/03/20
- メディア: コミック
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続いては覚悟のススメ。
これは途中まで読んでたんだけど、なかなか探してもなくてやっと読めた。
やはり、この作品の面白さは山口貴由の演出力にあると思う。とにかくアツい。
こういうテンションって「ハチワンダイバー」に近いかもしれない。構図にしても絵にしてもセリフ回しにしても既存の有名な漫画の影響がほとんど感じられない独自の言語で作品が語られてる感じがすごくいい。ジョジョとかバキ並に濃密な世界観に、血と臓物が美しい。
逆に今のジャンプの感じはすごく嫌いだ。ワンピース以後くらいから、中途半端なギャグ要素のバトルマンガが増えたと思う。すごく「空気読んで」る感じがしてつまらない。作家なら山口氏くらいの世界を創造する気概を持ってほしいな。ネウロとかは若干浮いた感じがあって好きだったけど終わっちゃったし、既視感を感じない作品を読みたい。