midnight in a perfect world

webエンジニアのメモ

「21ジャンプストリート」を観る。

クソ笑った。今までに観たフィル・ロード作品の中ではレゴムービーに次ぐ楽しさ。高校生の間で新種のドラッグによる死者が出たことで、若い警官二人が潜入捜査官として高校に忍び込み、事件解決まで導くというお話。コメディであることはもちろん、冴えないぽっちゃりチビと脳みそ空っぽの筋肉ムキムキのイケメンジョック野郎による警官バディものであり、スクールカーストものであり、成長ものでもある。好きな要素がたくさん詰まっていて、爆笑できるしラストは成長した二人の主人公の姿にちょっとしんみりも出来る。配役も面白くて、ジョナ・ヒルチャニング・テイタムはデコボコぶりが面白いし、やたら高圧的な上司役のアイスキューブ始め、チョイ役でジョニーデップも出ちゃうという。

笑どころがすごく多いのが嬉しい。しょっぱなの「ぽっちゃりエミネム」と呼ばれたジョナ・ヒルが勇気を出してセクシーな女の子をプロムに誘うシーンからして面白いし、すっごいベタだけど、新種のドラッグを図らずも試してしまった二人の行動がクソ面白かった。そして二人の経歴を間違えて学校に伝えてしまったことで、かつてのナードとジョックであった高校時代と全く逆の生活をすることになるふたりの適応ぶりが楽しい。最終的に自分と真逆だった価値観を吸収し、大人になるふたりを観てすがすがしい余韻に浸れる。文句なく傑作。