「チェイサー」を観る。
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 25回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
まあまあ楽しかった。韓国で実際に起きた殺人事件をベースに、デリヘルを経営する元警察官の男が自分の店に勤める娼婦を殺した犯人を追うというお話。
話は単純だし、特に意外性もない。面白かったのは、殺された娼婦の娘と探偵役のデリヘル経営者の主人公が疑似的な親子のようになるところだろう。この娘というのがとても可愛らしくいじらしいので観客の涙腺を緩ませる。主人公も粗野なようでいて結構自分の店の従業員を大切に思っており、感情移入しやすい。後、検挙できるかと思いきや釈放され、あっさり犯人の再犯を許してしまい、後味があまり良くない点もリアル。スローモーションの多用や泣きの音楽などの仰々しい演出が薄いので、そういう点はなかなか好みの映画だった。